vērum (ウェールム):真実

●Vērum cur non audimus? Quia non dicimus.(ウェールム・クール・ノーン・アウディームス?クィア・ノーン・ディーキムス)(なぜ私たちは真実を聞くことがないのか。私たちが(真実を)言わないから)。  

不確かな情報や気分を煽るような意見などが氾濫する昨今、疑り深くなってしまう私ですが、私自身も、そんな情報を知らず知らずのうちに信じ込み、根拠を確かめないまま話していることがあるなと気づきます。それがまわっていくのです。

また、日常生活においては、巧言令色ばかり発していると、やはり相手も同じように自分に接してくるでしょう。

この名言は、”真実を聞くことがないと嘆く前に、まず自分が話すことばに目を向けてみなさい”と言われているわけです。何事も自分から始まるのだなと改めて思います。

(語釈)

  • vērum:中性名詞、単数 対格 「真実を」
  • cur:「どうして」 
  • non:~ない audimus を否定する             
  • audimus:audiō (聞く)の1人称複数「私たちは聞く」  
  • quia:(…というのは)~だから
  • non:~ない dicimus を否定する  
  • dicimus:dīcō(言う)の1人称複数「私たちは言う」

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