『スタバト・マーテル』は13世紀フランシスコ会で生まれたカトリック教会の聖歌のひとつ。詩の作者は明らかではなく、ヤコポーネ・ダ・トーディ、インノケンティウス3世、ボナヴェントゥラらが候補としてあげられる。題名は最初の1行続きを読む “Stabat Mater スタバト・マーテル”
カテゴリーアーカイブ: ラテン語学びの記
concordia コンコルディア:調和
ラテン語の山下太郎先生(https://aeneis.jp/)がご紹介くださった名言、そしてご解説を載せさせていただきます。 Concordia res parvae crescunt. (コンコルディア レス パルヴァ続きを読む “concordia コンコルディア:調和”
prīmus:プリームス(第一の)
英単語のおよそ4割はラテン語由来だそうです。この言葉も、英語のprime(プライム)の語源です。アマゾン・プライムを使っている人は多いと思いますが、親しみやすく訳せば、”アマゾンいちばん”ということになりますね。 日本語続きを読む “prīmus:プリームス(第一の)”
Id est facile dictu, sed difficile factu.
Id est facile dictū, sed difficile factū. (イド エスト ファキレ ディクトゥ、セド ディフィキレ ファクトゥ)言続きを読む “Id est facile dictu, sed difficile factu.”
Glōria :グローリア「栄光」
今年もクリスマスシーズンとなりました。日本でも有名なクリスマスの歌の中に「荒野の果てに」という曲があります。その中の「♫グロ~ォォォォォ~ォォォォォ~ォォォォォ~リア イン エクセルシス デーオ」という歌詞、あれはラテン続きを読む “Glōria :グローリア「栄光」”
Dūcunt volentem fāta. (ドゥークント ウォレンテム ファータ)
タイトルの意味は「運命は望む者を導く」です。実はこの文には後半が続きます。それは、nōlentem trahunt (ノーレンテム トラフント)「(運命は)望まない者を引きずる」。つまり、 「運命は望む者を導き、望まない続きを読む “Dūcunt volentem fāta. (ドゥークント ウォレンテム ファータ)”
fortūnaとfātum(フォルトゥーナ/ファートゥム)
題名のラテン語、前者は英語の’fortune’、 後者は’fate’の語源です。両方とも「運」を意味しますが、昨日の講義で山下太郎先生(https://aeneis.jp)がこの2語の違いについてお話しくださり、すっと心続きを読む “fortūnaとfātum(フォルトゥーナ/ファートゥム)”
Nil Admirari(ニル アドミラーリー):何事にも心ぶれないこと
これは詩人ホラーティウス(紀元前65~8)の言葉です。”ニル・アドミラリ”…どこかで聞いたことがあるみたい…。調べてみると、夏目漱石が「それから」の中で「…彼は30になるかならないかのうちに”ニル・アドミラリ”の域に達し続きを読む “Nil Admirari(ニル アドミラーリー):何事にも心ぶれないこと”
EXCELSIOR CAFFE (エクセルシオール カフェ)
街中でときどき目にするエクセルシオール・カフェ。この「エクセルシオール:excelcior」もラテン語でした。「エクセルスス:excelsus」 という「高い・崇高な・すぐれた」を意味する形容詞がありますが、excelc続きを読む “EXCELSIOR CAFFE (エクセルシオール カフェ)”
ex nihilō nihil fit(エクス 二ヒロー ニヒル フィト):無からは何も生じない
この言葉は紀元前90年ごろのローマの詩人、哲学者ルクレティウスの言葉です。いかなるものも無から生じることはないという「物の本質」を述べたものだと言われます。 映画「サウンド・オブ・ミュージック」に、「Something 続きを読む “ex nihilō nihil fit(エクス 二ヒロー ニヒル フィト):無からは何も生じない”